自然の美を棄てた日本人

自然の美を棄てた日本人

(978-4-88748-311-8)

笹川 浩延

許せない、なにかおかしい…。その疑問の正体を探る。
少年による殺人事件、政治家の違法献金問題、東日本大震災後四年を経ても仮設住宅暮らしを余儀なくされる人々……。毎日報道されるニュースの底の部分でつながっているものこそ、現代日本の宿痾なのだ。
なんとも難しい時代になってしまった。理解を超えた事件も多発している。引きこもり、不登校、家庭内暴力、いじめ、DV、ストーカー、無差別殺人、ドラッグ、などが次々増えていく。そのたびに被害者、加害者の報道がなされ、原因究明、評論、対策がなされる。どれも深刻で、これといった打開策もなく、事態は広く、深く進行していく。しかし、この多様な病理現象の原因はひとつである。それは、明治維新によって、育児環境から自然の美が喪失したからだ。(本文より)

四六判/上製/312頁/定価 1980円(本体1800円+税)
978-4-88748-311-8
2015年9月28日 第1刷発行

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